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引附
ふりがな文庫
“引附”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひきつ
44.4%
ひっつ
22.2%
ひきつけ
11.1%
ひつつ
11.1%
ひッつ
11.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきつ
(逆引き)
婦人
(
おんな
)
は
炉縁
(
ろぶち
)
に
行燈
(
あんどう
)
を
引附
(
ひきつ
)
け、
俯向
(
うつむ
)
いて
鍋
(
なべ
)
の下を
燻
(
いぶ
)
していたが、
振仰
(
ふりあお
)
ぎ、鉄の
火箸
(
ひばし
)
を持った手を
膝
(
ひざ
)
に置いて
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引附(ひきつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ひっつ
(逆引き)
色深い美しい顔をした女で、捕えようとすると傍にある壁のはめ板へぴったり
引附
(
ひっつ
)
いてそのまま姿を消すのであった。土地の人は
何人
(
たれ
)
云うとなしにそれを
板女
(
いたおんな
)
と云っていた。
女賊記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
引附(ひっつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひきつけ
(逆引き)
と新造に伴なわれまして
引附
(
ひきつけ
)
へまいりますと、三人連の職人
衆
(
しゅう
)
でございますが、
中央
(
なか
)
に坐っているのが花里を名ざして
登楼
(
あが
)
ったんで、外はみなお供、何うやら
脊負
(
おんぶ
)
で遊ぼうという連中
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
引附(ひきつけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ひつつ
(逆引き)
藪は随分
繁
(
しげ
)
つてゐるが、雨はどしどし漏つて来る。八は
絆纏
(
はんてん
)
のぴつたり
肌
(
はだ
)
に
引附
(
ひつつ
)
いた上を雨に
叩
(
たた
)
かれて、いやな心持がする。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
引附(ひつつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひッつ
(逆引き)
忽ち汁を
舐尽
(
なめつく
)
して、今度は飯に掛った。
他
(
ほか
)
に争う兄弟も無いのに、
切
(
しきり
)
に小言を言いながら、ガツガツと
喫
(
た
)
べ出したが、飯は未だ
食慣
(
くいな
)
れぬかして、兎角上顎に
引附
(
ひッつ
)
く。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
引附(ひッつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引附”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
二葉亭四迷
泉鏡太郎
泉鏡花
森鴎外
田中貢太郎