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附
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くっ
ふりがな文庫
“
附
(
くっ
)” の例文
その美しい
貌
(
かお
)
だちをもった、まだ十七八の少女の顔が、
殊更
(
ことさら
)
、抜けるように白く見え、その滑かな額には、汗のような
脂
(
あぶら
)
が浮き、降りかかった断髪が、べっとりと
附
(
くっ
)
ついていた。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
正的
(
まとも
)
に町と町が
附
(
くっ
)
ついた
三辻
(
みつつじ
)
の、その
附根
(
つけね
)
の処を、横に切って、左角の土蔵の前から、右の角が、菓子屋の、その
葦簀
(
よしず
)
の
張出
(
はりだし
)
まで、わずか二間ばかりの
間
(
あい
)
を通ったんですから、のさりと
行
(
ゆ
)
くのも
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「どして、っていうと困るが、つい一ト月ぐらい前にね、ここで訓練した軍用犬に
附
(
くっ
)
ついて国境の方まで行って見たんだが、あの辺にも相当この病気が
流行
(
はや
)
っているらしかったぜ」
睡魔
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
その
心地
(
ここち
)
の
得
(
え
)
もいわれなさで、
眠気
(
ねむけ
)
がさしたでもあるまいが、うとうとする様子で、
疵
(
きず
)
の痛みがなくなって気が遠くなって、ひたと
附
(
くっ
)
ついている
婦人
(
おんな
)
の身体で、
私
(
わし
)
は花びらの中へ包まれたような工合。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“附(附指定)”の解説
附指定(つけたりしてい)あるいは単に附(つけたり)とは、建造物、美術工芸品、考古資料、歴史資料等を重要文化財や都道府県指定文化財等に指定する際に、文化財本体に関連する物品や資料等を本体と併せて文化財指定することである。
(出典:Wikipedia)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“附”を含む語句
附着
附合
取附
打附
附添
附近
心附
言附
見附
片附
目附
寄附
引附
附属
縁附
押附
門附
吩附
肉附
附会
...