トップ
>
附
>
つか
ふりがな文庫
“
附
(
つか
)” の例文
言はれて
雲飛
(
うんぴ
)
は
仔細
(
しさい
)
に
孔中
(
こうちゆう
)
を
見
(
み
)
ると果して小さな
堂宇
(
だうゝ
)
があつて、
粟粒
(
あはつぶ
)
ほどの大さで、
一寸
(
ちよつと
)
見
(
み
)
た
位
(
くらゐ
)
では
決
(
けつ
)
して
氣
(
き
)
が
附
(
つか
)
ぬほどのものである、又た
孔竅
(
あな
)
の
數
(
かず
)
を
計算
(
けいさん
)
するとこれ亦た九十二ある。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
まったくお話しに
聞惚
(
ききと
)
れましたか、こちらが
里
(
さと
)
離
(
はな
)
れて閑静な
所為
(
せい
)
か、
些
(
ちっ
)
とも気が
附
(
つか
)
ないでおりました。実は余り
騒々
(
そうぞう
)
しいので、そこを
遁
(
に
)
げて参ったのです。しかし降りそうになって来ました。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
友は愚にも
附
(
つか
)
ん事を言っているのだが、其愚にも附かん事を、人生だ、智慾だ、煩悶だ、肉だ、堕落だ、
解脱
(
げだつ
)
だ、というような意味の有り気な言葉で勿体を附て話されると、何だか
難有
(
ありがた
)
くなって来て
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
氣が
附
(
つか
)
ず燒て仕舞ましたら
何時
(
いつ
)
か
眞赤
(
まつか
)
に成まして役には立ず一本の方は
洗箒
(
さゝら
)
の樣に成て致し方なければ川へ
捨
(
すて
)
ましたと申立けるに原田は
點頭
(
うなづき
)
然らば
愈々
(
いよ/\
)
相違無かと
有
(
あり
)
ければ彌十少しも
僞
(
いつは
)
りは御座りませぬと申すに
依
(
より
)
道具屋林藏は御
用濟
(
ようずみ
)
たり勝手に
引取
(
ひきとる
)
べし
太儀
(
たいぎ
)
なりと申渡され
家主
(
いへぬし
)
嘉右衞門は林藏
同道
(
どうだう
)
にて歸りける夫より
隱亡
(
をんばう
)
彌十は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“附(附指定)”の解説
附指定(つけたりしてい)あるいは単に附(つけたり)とは、建造物、美術工芸品、考古資料、歴史資料等を重要文化財や都道府県指定文化財等に指定する際に、文化財本体に関連する物品や資料等を本体と併せて文化財指定することである。
(出典:Wikipedia)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“附”を含む語句
附着
附合
取附
打附
附添
附近
心附
言附
見附
片附
目附
寄附
引附
附属
縁附
押附
門附
吩附
肉附
附会
...