づけ)” の例文
いたく細君に気遣われしなれ、「さんづけにも呼ばれしなれ、顔に傷をも受けしなれ、今は少しの不審も無し彼れが事は露ほども余が心に関せず
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
孔明が荊州を立つときに出した七月十日づけの返簡の飛脚は、やがて玄徳の手にとどいた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たれ知らぬまに、秀吉は、その七月十七日づけの手紙をもって、北陸の前田利家へ宛てて
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)