“こうぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウヂ
語句割合
小路77.4%
19.4%
小氏3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又こゝはいかならむとさし覗き見るに、空は皆一つらに赤うなり、右左の小路こうぢはいづこも/\火燃ゆるさま、目のあたりに見えておそろし。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
水の面に小さい星のやうにうつる燈火ともしびもある。そのうち冷たい、濁つた、薄緑な「暁」が町の狭いこうぢを這ひ寄つて来る。
一つの氏に、氏人が多くなると、その一部は新らしく土地を求めて、住居を作つて、その地名などに依つて氏を作つたが、それを小氏こうぢと称し、はじめの氏を大氏おほうぢと呼んだ。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)