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原因
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おこり
ふりがな文庫
“
原因
(
おこり
)” の例文
原因
(
おこり
)
の罪はとかぞふれば流石に天道是れ無差別とは言ひがたけれど、口に正義の髭つき立派なる方樣のうちに、恐ろしや
實
(
まこと
)
の罪はありける物を
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
茶受にしよう、是非お千さんにも食べさしたいと、甘谷の発議。で、宗吉がこれを買いに遣られたのが事の
原因
(
おこり
)
であった。
売色鴨南蛮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
按
(
あん
)
ずるに、火の
原因
(
おこり
)
は、昼、
初春
(
はる
)
の
宴
(
うたげ
)
に、たくさんな
花籃
(
はなかご
)
が持ち込まれており、上には、蝶花の祭り
簪
(
かんざし
)
がたくさん
挿
(
さ
)
してあったが、
籃
(
かご
)
の底には、
硫黄
(
いおう
)
、
焔硝末
(
えんしょうまつ
)
、火薬玉などが
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一体どうしてそういう妙な心持になったのであろう。まずその
原因
(
おこり
)
から考えて見なければならない。武士の家に生れたその身は子供の時から耳に
胼胝
(
たこ
)
のできるほどいい聞かされた武士の心得武士の道。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その間違いの
原因
(
おこり
)
は、実に十五夜の当日、
高輪
(
たかなわ
)
の月見茶屋から友達と
外
(
そ
)
れて、そのまま、大山へ詣り、箱根熱海と遊び廻って立ち帰りますと、死んだ
主人
(
あるじ
)
が戻ったというわけで、私の方こそ
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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負傷
(
けが
)
は正しく其人の所爲なれど、
原因
(
おこり
)
は我れを恐るゝよりの事、おもへば何も我が罪なりし、君をば我が手に救ひしにはあらで、言はゞ死地に導くやうの成行、何もこれまでの契りと御命を賜はれや
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“原因(因果性)”の解説
因果性(いんがせい、en: causality)とは、2つの出来事が原因と結果という関係で結びついていることや、あるいは結びついているかどうかを問題にした概念である。日本語では「因果関係」ともいう。
(出典:Wikipedia)
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
因
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
“原因”で始まる語句
原因不明