“淺墓”の読み方と例文
新字:浅墓
読み方割合
あさはか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐ろしい平次の明智に打ちひしがれて、淺墓あさはかな細工をした自分が耻かしくなつたのでせう。お藤は默つて首を垂れました。
併しこんな淺墓あさはかな女の巧みの底にも人の母として我子を思ふ愛の泉の潜んで流れてゐることを、Kのをぢさんも認めないわけには行かなかつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「無學で、淺墓あさはかで、虚榮心の強いものは仕やうがない」
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)