“せんぱく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浅薄66.7%
船舶18.5%
淺薄11.1%
蘚伯3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死の星である月世界なんかつまらんものだと考えていた浅薄せんぱくなる僕の認識は、これによって訂正せられなければならなかった。
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それゆゑ海上かいじよううかんでゐる船舶せんぱくには其存在そのそんざいまた進行しんこうわかりかねる場合ばあひおほい。たゞしそれが海岸かいがん接近せつきんすると、比較的ひかくてききゆううしほ干滿かんまんとなつてあらはれてる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かゝる淺薄せんぱくなる研究けんきうもつて、日本先住民にほんせんじうみん大疑問だいぎもんくわんし、解决かいけつ容易ようゐあたらるべきか、如何どうか。
寮のあるじの御方が、医師の蘚伯せんぱくにもらった南蛮の睡薬。それを平常の散薬と思って寝しなにんだがため、かくは死んだように眠りに落ちているのである。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
水瀬みなせことばから察するに、どうやら寮のうちに、誰か寝ている病人があるらしい。けれど、医師の蘚伯せんぱくがよいと云ったのを、御方は何故か、不足らしい色を見せて聞いたのであった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)