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せんはく
ふりがな文庫
“せんはく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
淺薄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淺薄
(逆引き)
而
(
しか
)
して
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く偶然の機會よりして偶然の殺戮を見得るが故に、一
見
(
けん
)
して
淺薄
(
せんはく
)
にして
原因
(
げんいん
)
もなきものゝ
種
(
たね
)
なる、この
書
(
しよ
)
の
眞價
(
しんか
)
は
實
(
じつ
)
に
右
(
みぎ
)
に
述
(
の
)
べたる
魔力
(
まりよく
)
の
所業
(
しよげふ
)
を
妙寫
(
みようしや
)
したるに
於
(
おい
)
て存するのみ。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
其
(
その
)
惡事
(
あくじ
)
例
(
たと
)
へば
殺人罪
(
さつじんざい
)
の
如
(
ごと
)
き
惡事
(
あくじ
)
は
意味
(
いみ
)
もなく、
原因
(
げんいん
)
も
無
(
な
)
きものと
云
(
い
)
ふを
得
(
う
)
べきや、
之
(
これ
)
を
心理的
(
しんりてき
)
に
解剖
(
かいぼう
)
して
仔細
(
しさい
)
に
其
(
その
)
罪惡
(
ざいあく
)
の
成立
(
なりたち
)
に
至
(
いたる
)
までの
道程
(
みちのり
)
を
描
(
ゑが
)
きたる
一書
(
いつしよ
)
を
淺薄
(
せんはく
)
なりとして
斥
(
しりぞ
)
くる
事
(
こと
)
を
得
(
う
)
べきや。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
來島
(
クルシマ
)
某、
津田
(
ツダ
)
某、
等
(
とう
)
のいかに
憐
(
あは
)
れむべき
最後
(
さいご
)
を
爲
(
な
)
したるやを
知
(
し
)
るものは、罪と罰の
殺人
(
さつじん
)
の
原因
(
げんいん
)
を
淺薄
(
せんはく
)
なりと
笑
(
わら
)
ひて
斥
(
しりぞ
)
くるやうの
事
(
こと
)
なかるべし、利慾よりならず、名譽よりならず、迷信よりならず
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
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