淺薄あさはか)” の例文
新字:浅薄
「待て/\、俺の考へやうが少し淺薄あさはかだつたかも知れないよ。これだけの大仕事に、一と月も前から騷いだ人肌地藏が一と役買つて居ないと言ふことはないな、——フム」
こんな言葉が今度は女の方から出たけれども今の義男はそれ程のかどを持つてゐなかつた。女が派出な舞臺へ出るといふ事に、女へ對するある淺薄あさはかな興味をつないで見る氣にもなつてゐた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
御尤もなお言葉、私の淺薄あさはかさ、今更面目次第もございません。——でも矢並樣とのことは、世上の噂の方が大變で、どんなに隱しても、いつかは親分方のお耳に入りませう。