“鐵火”の読み方と例文
新字:鉄火
読み方割合
てつくわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「上總屋のめひで、掛りうどになつてゐるお紋といふ、少し鐵火てつくわだが、滅法綺麗なのが、向柳原の叔母の知合ひで」
「いや、さかんだな。」と、火鉢ひばちを、鐵火てつくわにおめしまたはさんで、をかざしながら莞爾につこりして、「後藤君ごとうくん、おらくに——みなみなよ、おれわり一杯いつぱいやらう。」殿樣とのさま中間部屋ちうげんべやおもむきがある。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
鐵火てつくわにならざるを得ない。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)