“曉天”のいろいろな読み方と例文
新字:暁天
読み方割合
あかつき33.3%
ぎやうてん33.3%
げうてん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日きのふまでは、弦月丸げんげつまる美麗びれいなる船室キヤビンくらして、目醒めさむるとだい一に甲板かんぱんはして、曉天あかつきすゞしきかぜかれながら、いと心地こゝちよくながめたうみおもも、いまにはたゞ物凄ものすごゆるのみである。
金のはいるのは昔から曉天ぎやうてんの星のやうで、花川戸はなかはどの長兵衞をはじめさうした人たちは、人間としても一人物であり條理もわかりさうだが、そのほか、野晒悟助のざらしごすけのやうに
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
冬曉とうげうはやじよくはなれて斗滿川とまむがはき、氷穴中へうけつちゆうむすべるこほり手斧てをのもつやぶり(このこほりあつさにても數寸餘すうすんよあり)ぼつし、曉天げうてんかゞや星光せいくわうながめながら灌水くわんすゐときの、清爽せいさうなる情趣じやうしゆ
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)