“情趣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じやうしゆ50.0%
おもむき25.0%
じょうしゅ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見れば、自分の爲に新しい茶碗ちやわんかくはしまでが用意されてあツた。周三は一しゆあつたか情趣じやうしゆを感じて、何といふ意味も無くうれしかつた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
かくの如き溝泥臭どぶどろくさい堀割とくさった木の橋と肥料船や芥船ごみぶね棟割長屋むねわりながやなぞから成立つ陰惨な光景中に寺院の屋根を望み木魚もくぎょと鐘とを聞く情趣おもむき
そこには私たちのこのみなれた世界とは全然別の、どこかはるかなくにの、おとぎばなしかゆめのような情趣じょうしゅを持った小さな別天地べってんちがあった。小さな小さな別天地べってんち
花をうめる (新字新仮名) / 新美南吉(著)