“女奴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めのやっこ25.0%
25.0%
めやつこ25.0%
をんなやつこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家に飼っている女奴めのやっこ奴婢ぬひ)の蝦夷萩えぞはぎと、急に親しくなって、先頃も、昼間、さく馬糧倉まぐさぐらの中へ、ふたりきりで隠れこんでいたのを、意地のわるい叔父の郎党に見つけられ
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「無礼な女奴ッ、其処そこ動くなッ」
裸身の女仙 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
こりれる塔になよりそ川隅かわくま屎鮒くそぶなはめるいたき女奴めやつこ (巻十六)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
江戸時代でさへ重罪人の妻子や、妹など、または關所破りの女たちなどは、本籍を剥がれ、無籍者、女奴をんなやつことして吉原へ無期限でおとされたといふ、奴とはいまはしい名なのだ。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)