“きょうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
享保83.9%
凶報12.9%
兇報3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
享保きょうほう十一年に八代将軍吉宗は小金ヶ原で狩をしている。やはりその年のことであるというが、将軍の隅田川御成おなりがあった。
鐘ヶ淵 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その凶報きょうほうはおだやかなりし老人の胸を攪乱かくらんしたばかりでなく、宵祭よいまつりをいわうべき平和な家庭をもかきにごした。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
頻々ひんぴんと、兇報きょうほうが入るし、京都での御所の会議には、土州と薩州とが、正面衝突になったとか、新将軍の慶喜公は、大政奉還を布告したにかかわらず、まだその上、軍職も、所領も
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)