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凶報
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きょうほう
ふりがな文庫
“
凶報
(
きょうほう
)” の例文
と、
趾
(
あし
)
を
挙
(
あ
)
げて、十九日、いよいよ大坂を出発せんと、意を決した前夜、またも火のつくような
凶報
(
きょうほう
)
が、紀州方面から入った。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
凶報
(
きょうほう
)
はおだやかなりし老人の胸を
攪乱
(
かくらん
)
したばかりでなく、
宵祭
(
よいまつ
)
りを
祝
(
いわ
)
うべき平和な家庭をもかきにごした。
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
お前からあの恐ろしい
凶報
(
きょうほう
)
を聞いた時、わしがすぐに死ななかったのはただその希望のためのみであった。があまりに激しい悲しみはわしを打った。
衰
(
おとろ
)
えきったわしの体を病気がむしばんだ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
軍部は、この
凶報
(
きょうほう
)
を受取ると、
愕然
(
がくぜん
)
と色を失ってしまった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“凶報”の意味
《名詞》
凶 報(きょうほう)
不吉な知らせ。
死去の知らせ。
(出典:Wiktionary)
凶
常用漢字
中学
部首:⼐
4画
報
常用漢字
小5
部首:⼟
12画
“凶”で始まる語句
凶
凶事
凶兆
凶相
凶器
凶作
凶悪
凶暴
凶変
凶歉