“おおおかえちぜんのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大岡越前守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この淡路守の相手は、大岡越前守おおおかえちぜんのかみなのである。江戸南町奉行大岡越前守忠相ただすけである。老中、若年寄、御小人目附おこびとめつけ、寺社奉行、勘定奉行、町奉行と来て、これを四十八高という。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
大岡越前守おおおかえちぜんのかみとか、遠山左衛門尉とおやまさえもんのじょうとかいう、後世までも聞えた名奉行はともかく、大抵のお白洲しらすでは、筋書通りそれを繰り返して口書拇印くちがきぼいんを取り、最後の言い渡しをするだけであったのです。
大岡越前守おおおかえちぜんのかみなども確かにその一人ですよ。小説で云えば、ポオの『ル・モルグ』の始めに、デュパンが友達の身体の動き方一つによって、その心に思っていることを云い当てる所がありますね。
D坂の殺人事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)