トップ
>
『D坂の殺人事件』
ふりがな文庫
『
D坂の殺人事件
(
ディーざかのさつじんじけん
)
』
それは九月初旬のある蒸し暑い晩のことであった。私は、D坂の大通りの中程にある、白梅軒という、行きつけのカフェで、冷しコーヒーを啜っていた。当時私は、学校を出たばかりで、まだこれという職業もなく、下宿屋にゴロゴロして本でも読んでいるか、それに …
著者
江戸川乱歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」博文館、1925(大正14)年1月増刊
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約45分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
充
(
みた
)
嘗
(
か
)
予
(
かね
)
使
(
つかい
)
天稟
(
てんびん
)
嵌
(
はま
)
已
(
すで
)
得
(
う
)
思召
(
おぼしめし
)
惹起
(
ひきおこ
)
抑留
(
よくりゅう
)
抓
(
つね
)
旨
(
むね
)
暗
(
やみ
)
痕
(
きず
)
絞
(
し
)
考
(
かんがえ
)
股
(
もも
)
許
(
ばか
)
骨
(
こつ
)
一寸
(
ちょっと
)
一期
(
いちご
)
上野
(
うえの
)
了
(
しま
)
予
(
あらかじ
)
云
(
い
)
亙
(
わた
)
亦
(
また
)
仮令
(
たとい
)
会釈
(
えしゃく
)
伝手
(
つて
)
佇
(
たたず
)
何処
(
どこ
)
何間
(
なんげん
)
傍見
(
わきみ
)
傍路
(
わきみち
)
充
(
み
)
兎
(
と
)
出入
(
でいり
)
勢込
(
いきおいこ
)
印度
(
インド
)
却
(
かえ
)
却々
(
なかなか
)
卿
(
きょう
)
可成
(
かなり
)
啜
(
すす
)
嚢中
(
のうちゅう
)
圧
(
お
)
場末
(
ばすえ
)
塞
(
ふさ
)
外
(
ほか
)
大儀
(
たいぎ
)
如何
(
いか
)
小林
(
こばやし
)
尤
(
もっと
)
工合
(
ぐあい
)
左
(
さ
)
平常
(
ふだん
)
強
(
し
)
忽
(
たちま
)
思附
(
おもいつき
)
性質
(
たち
)
恨
(
うら
)
恰
(
あたか
)
愈々
(
いよいよ
)
懇意
(
こんい
)
所謂
(
いわゆる
)
手狭
(
てぜま
)
打
(
ぶ
)
扮装
(
いでたち
)
拇指
(
おやゆび
)
拘
(
かかわ
)
捺
(
お
)
敏捷
(
びんしょう
)
教唆
(
きょうさ
)
旭屋
(
あさひや
)
束
(
つか
)
棒縞
(
ぼうじま
)
棚卸
(
たなおろ
)
検
(
しら
)
正服
(
せいふく
)
此処
(
ここ
)
殆
(
ほとん
)
浴衣
(
ゆかた
)
湯衣
(
ゆかた
)
漸次
(
ぜんじ
)
為人
(
ひととなり
)
無窓
(
むそう
)
燈
(
ひ
)
痕
(
あと
)
痩
(
や
)
硯
(
すずり
)
神
(
かみ
)
種々
(
いろいろ
)
穿鑿
(
せんさく
)
絣
(
かすり
)
綺麗
(
きれい
)
聯想
(
れんそう
)
荒胆
(
あらぎも
)
蘇生
(
そせい
)