得可うべ)” の例文
けつしておろかなる船長せんちやうふがごとき、怨靈おんれうとかうみ怪物ばけものとかいふやう得可うべからざるものひかりではなく、りよくこう兩燈りようとうたしかふね舷燈げんとう
居士はこの従軍を以て二個の目的を達するの機運とした。その一は純文学上の述作、その二はこの事もし能わずともこれによって何らか文学上の大事業を為し得可うべしというに在った。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
氏が文壇に出づるに至れる当時の事情は、ほぼ此の書によりて想察し得可うべし。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
かのおどろくべき三尖衝角さんせんしやうかく絞車こうしやごと廻旋くわいせんして、一撃いちげき突進とつしん敵艦てきかん粉韲ふんさいすること得可うべく、敵艦てきかんし十四インチ以上いじやう裝甲軍艦さうかうぐんかんならば、てい逆浪げきらう怒濤どたうそこ電光でんくわうごと駛航しかうしつゝ、かゞみうつ敵情てきじやうさつして