“老禰宜”の読み方と例文
読み方割合
ろうねぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老禰宜ろうねぎが聞き違えたのか、この僧正どのが早のみ込みしたのか——これはしたり、といわんばかりな顔をしてみせる。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老禰宜ろうねぎの太鼓うちる祭かな
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
武敏は、用意の願文をおさめて、神前の拝を終り、そして参道の方へ退がりかけると、送迎に立っていた神人のうちの老禰宜ろうねぎが、おそるおそる彼へ告げた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)