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宜
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よか
ふりがな文庫
“
宜
(
よか
)” の例文
小夜衣
(
さよぎぬ
)
と改めしか是も
突出
(
つきだ
)
し其日より評判
最
(
もつ
)
とも
宜
(
よか
)
りければ日夜の客
絶間
(
たえま
)
なく
全盛
(
ぜんせい
)
一方ならざりけり茲に神田三河町に
質
(
しち
)
兩替渡世を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
小「いえもう
其様
(
そんな
)
にお礼を仰しゃらんでも宜しい、先ずマアお怪我がなくって
宜
(
よか
)
った、御両親は
嘸
(
さぞ
)
御心配をなすったでしょう……ナニ江戸から
勾引
(
かどわか
)
されたとえ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ある時五百の
牧牛人
(
うしかい
)
芳園で宴会し、何とよほど面白いが、少女の共に交歓すべきを欠くは残念だ、一人呼んで来るが
好
(
い
)
い、誰が
宜
(
よか
)
ろうと言うと、皆賢善女賛成と一決し、呼びに行くと
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
吉ちやんお前にももう
逢
(
あ
)
はれなくなるねえ、とて唯いふ
言
(
こと
)
ながら
萎
(
しほ
)
れて聞ゆれば、どんな出世に成るのか知らぬが其処へ行くのは
廃
(
よ
)
したが
宜
(
よか
)
らう、何もお前女口一つ針仕事で通せない事もなからう
わかれ道
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
初
(
はじめ
)
は叔母も自分ながらけぶそうな
貌
(
かお
)
をして、やわやわ吹付けていたからまず
宜
(
よか
)
ッたが、次第にいぶし方に念が入ッて来て、果は
生松葉
(
なままつば
)
に
蕃椒
(
とうがらし
)
をくべるように成ッたから、そのけぶいことこの上なし。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
なさず又母は
樽見村
(
たるみむら
)
の百姓源兵衞の娘にて妹一人あり此妹に家を
繼
(
つが
)
せ自分は傳吉の家へ
嫁入
(
よめいり
)
せしに父源兵衞病死の後は妹お早
身持
(
みもち
)
宜
(
よか
)
らず
聟
(
むこ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そうするには多助を追出さなければ邪魔になってなりませんが、多助を追い出すには何うしたら
宜
(
よか
)
ろうと考えますと、又悪智の出るもので、丹三郎も未だ
独身
(
ひとり
)
ものなり
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ば歸りて
飮
(
のま
)
せる樣に
爲
(
な
)
し置立出んとなせし時
如何
(
いかゞ
)
しけん風も無に今
燈
(
とも
)
したる行燈の
灯
(
ひ
)
の
不※
(
ふと
)
消
(
きえ
)
ければ心
宜
(
よか
)
らぬ事とは思ひながらも又元の如く灯を
燈
(
とも
)
し門の戸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“宜”の意味
《名詞》
(むべ)納得がいく様子。理に適っている様子。
(出典:Wiktionary)
宜
常用漢字
中学
部首:⼧
8画
“宜”を含む語句
便宜
宜敷
時宜
適宜
便宜上
禰宜
機宜
仲宜
本宜
便宜的
土宜
宜加減
宜道
神禰宜
御便宜
宜山
宜々
宜樣
御時宜
老禰宜
...