“よか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨカ
語句割合
余暇25.0%
21.4%
14.3%
7.1%
餘暇7.1%
7.1%
余花3.6%
3.6%
与加3.6%
3.6%
餘家3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですから、この事件が警察の手をはなれてからも、わたしは余暇よかを利用して、もっと深くさぐってみようと決心しました。
妻に失恋した男 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
小「いえもう其様そんなにお礼を仰しゃらんでも宜しい、先ずマアお怪我がなくってよかった、御両親はさぞ御心配をなすったでしょう……ナニ江戸から勾引かどわかされたとえ」
何を云う? そげな事あッてよかもんか! 骨に故障が有るちゅうじゃなし、請合うて助かる。貴様は仕合しあわせぞ、命を拾うたちゅうもんじゃぞ! 骨にも動脈にも触れちょらん。
閑静なる一間ひとましとならばお辰住居すまいたる家なおよからん、畳さえ敷けば細工部屋にして精々せいぜい一ト月位すまうには不足なかるべし、ナニ話に来るは謝絶ことわると云わるゝか、それも承知しました
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
佐伯さへき叔母をば安之助やすのすけ其後そのごとん宗助そうすけうちへはえなかつた。宗助そうすけもとより麹町かうぢまち餘暇よかたなかつた。また夫丈それだけ興味きようみもなかつた。親類しんるゐとはひながら、別々べつ/\二人ふたりいへらしてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
神宝のことに関しては、「何とての盗み出すべき、さきつまよからぬ心にてこそあれ」と云った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
道々の余花よかながめてみちのくへ
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
余花よかふ再び逢ひし人のごと
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
呼寄よびよせて相談しけるに此お粂は元來もとより生質うまれだてよからぬ者なれば唯手前勝手の事のみ言て一かう世話せわもなさゞれば母は大いに立腹りつぷくなし親の難儀なんぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
十兵衞と云しが兄作藏は性質うまれつきよからぬ者にて村方にても種々しゆ/″\樣々さま/″\の惡事をはたらきし故親の作十も持餘もてあまつひ勘當かんだうに及びしが弟十兵衞は兄とちが正路しやうろの者にて隣村迄りんそんまで評判ひやうばんきにつき是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
『処もちやうど与加よかの馬場。父のかたきを。』といふを、清三郎(虚心)が受けて「打つ、太鼓」と極まる。『イデヤ踊へ。』二人一緒に『急ぎ申さむ。』そんな風で幕は、大喝采。
硯友社と文士劇 (新字旧仮名) / 江見水蔭(著)
前草さきくさは始はくゞつにて、後は遊女になりて、両方の事を知りてめでたかりけり。(以上は柳田君も松屋筆記により引用せらる)前草が云ひけるは、歌は第一の句を短く歌ひてよかなりとぞ云ひける。
るにして、(一一一)そうたひらげられてせしもの七十餘家よか