よろしく)” の例文
もし御覧被下候はば、末梢頭まつせうとうに五言古詩の長き作入候本よろしく候。(登々庵武元質とう/\あんぶげんしつと申人の跋の心にいれたる詩也。)
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
一、養子に御申聞被下度事ハ御国にて流行申候長剣ハ兼而も申候通り壱人/\之諠𠵅喧嘩又ハ、昔咄しの宮本武蔵の試合など申時ハ、至極よろしく候得ども、当時の戦場にてハ悪く候。
内公うちぎみ令郎れいらう至おさよどのおさよどのにいたるまで、よろしく御礼奉願上候。恐惶謹言。十一月廿三日。菅太中晋帥。伊沢辞安様。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
別紙よろしく御頼申上候。謹言。
何分公方様御事禁庭様御首尾大によろしく被為在に付、御発駕も御延に相成候御容子、来る十一日石清水八幡宮に行幸有之、公方様御供奉被遊候。右相済候はゞ中旬頃御発駕も可有之哉、しかと不存候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)