叫声さけび)” の例文
旧字:叫聲
『アレツ!』『アレツ、新坊さんが!』と魂消たまぎつた叫声さけび女児こどもらと智恵子の口からほとばしつた。五歳いつつの新坊が足をさらはれて、あつといふ間もなく流れる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
とふしぎな叫声さけびをあげたが、駆けよった先頭の連中も、一眼見るより、これはッ! とばかりに立ちすくんだのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)