“どうぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
童形50.0%
同行30.8%
道行11.5%
同業3.8%
道翹3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏の乗った車が来た時、明石の君はきまり悪さに恋しい人をのぞくことができなかった。河原かわらの左大臣の例で童形どうぎょう儀仗ぎじょうの人を源氏は賜わっているのである。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
それがどうして己の同行どうぎょうに、こんな、人の危害に遭うのを見て目を楽ませ、人の堕落するのを見て口なめずりをするような、こんな恥知らずをよこして
それからまもなく、石念と鈴野とは、師の媒介なかだちで添うことになった。親鸞の寛大と英断に驚く者もあったが、それからの石念の道行どうぎょうはたしかに一歩も二歩も進んでいた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同業どうぎょうのところへつて、そこからつていかなくちやならねえから、二ばかりつてくれといつたんですが、どうでも、いそいでもつてこいつていうんです。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
道翹どうぎょうという僧が出迎えて、閭を客間に案内した。さて茶菓の饗応が済むと、閭が問うた。「当寺に豊干という僧がおられましたか」
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)