“取分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりわ80.0%
とりわけ10.0%
とりぶん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村々の隣に遠く野山の多い地方では、取分とりわけてこの類の神隠しが頻繁ひんぱんで、哀れなることには隠された者の半数は、永遠にかえって来なかった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
たかとよびて夫婦の寵愛ちようあいかぎりなく讀書よみかき勿論もちろん絲竹いとたけの道より茶湯ちやのゆ活花等いけばなとうに至るまで師をえらみて習はせしに取分とりわけ書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「こんなものにおどろくことはない。あなたの取分とりぶんの百分の一にもあたらないんだから」
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)