取分とりわけ)” の例文
たかとよびて夫婦の寵愛ちようあいかぎりなく讀書よみかき勿論もちろん絲竹いとたけの道より茶湯ちやのゆ活花等いけばなとうに至るまで師をえらみて習はせしに取分とりわけ書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
頼み參るべしと云付られ元來寶澤は人懷ひとなづきのよき生れなれば諸人みな可愛かあいがる内にもお三婆は取分とりわけ寶澤を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さへ見附られ暗々とうばひ取れ納戸のはしらに縛り付られ彼の百兩の金は四人にて取分とりわけになし三人の男は其のまゝかへりたり然るに其跡へお前樣のおいで有し故彼の老女は私しの連なるを知り心能宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)