“くらげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クラゲ
語句割合
海月71.1%
水母25.6%
水月1.1%
海月魚1.1%
海象1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お喋り坊主はひきつづき、海の中に漂う海月くらげのように、小路こうじの暗いところで法然頭ほうねんあたまを振り立てて、
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
指さすと、彼女は、不敵な、そしてまた、ひどく蠱惑こわくな、あの笑靨えくぼを、海月くらげのように、頬に、チラつかせて、
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薄明りの平野のなかへ、星水母くらげほどに光っては消える遠い市の花火。海と雲と平野のパノラマがいかにも美しいものに思えた。
城のある町にて (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
陸の動物では先づ螢、海の動物では一二の原生動物、水母くらげ、きいとぷてらす、海螢、蝦、螢烏賊、裸鰯位なものだ。
光る生物 (旧字旧仮名) / 神田左京(著)
そしてその指先がふと、水月くらげのような耳垂みみたぼを挾んだ時、山田ははっと胸に大きな衝動を感じた。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
そのくせ指頭に挾んだら隠れる位の小さな薄さで、また水月くらげのような柔かさを具えていた。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
波に打上げられた海月魚くらげが、硝子が熔けたように砂のうえに死んでいた。その下等動物を、私は初めて見た。その中には二三びきの小魚を食っているのもあった。
蒼白い月 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
譎漢共ごろつきかんども!」スメールがつぶやいた、「どうして、彼等が皆ここに居るんだろう! 海象くらげのような頬鬚の生えてるあの小さな見世物師を除いて皆だ」