“くらげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クラゲ
語句割合
海月71.6%
水母25.3%
水月1.1%
海月魚1.1%
海象1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の手の指でつまんで棄てようとするとそれが右の腕にへばりつく。へばりついた所が海月の糸にでもさわったように痛がゆくなる。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
海は日毎に荒模様になって行った。毎朝、に打ち上げられる漂流物の量が、急にえ出した。私たちは海へはいると、すぐ水母に刺された。
麦藁帽子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
そのくせ指頭に挾んだら隠れる位の小さな薄さで、また水月のような柔かさを具えていた。じっと見ていると、山田は胸が苦しくなって来た。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
そしてその指先がふと、水月のような耳垂を挾んだ時、山田ははっと胸に大きな衝動を感じた。彼の眼は貪るように其処に釘付にせられてしまった。と秀子はにこっと微笑んだ。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
波に打上げられた海月魚が、硝子が熔けたように砂のうえに死んでいた。その下等動物を、私は初めて見た。その中には二三の小魚を食っているのもあった。
蒼白い月 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
譎漢共!」スメールがつぶやいた、「どうして、彼等が皆ここに居るんだろう! 海象のような頬鬚の生えてるあの小さな見世物師を除いて皆だ」