“杏(すもも)” の例文
ベソを掻き掻き、鄆哥はそこら中にころがり出した梨や杏(すもも)を籠へ拾いあつめ、あとも見ずに、その日はついに逃げ出してしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お貰いに行くのも結構ですが、今日は二人で遊びましょう。色々の花が咲きました、桜に山吹に小手毬(こてまり)草に木瓜(ぼけ)に杏(すもも)に木蘭(もくらん)に、海棠(かいどう)の花も咲きました」
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「雪梨(なし)を買ってもらいに来たんだよ。——今日はいい杏(すもも)もあるしさ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)