“杏花楼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きやうくわらう50.0%
きょうかろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬車を四馬路スマロに返して杏花楼きやうくわらう上海シヤンハイ一の支那料理の饗応を受けたが、五十ぴんからの珍味は余りにおほきに過ぎて太半たいはん以上のどを通らず、健啖家けんたんか某某ぼうぼう二君も避易へきえきの様子であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
その外雅叙園でも、杏花楼きょうかろうでも、乃至ないし興華川菜館でも、味覚以外の感覚は、まあ満足させられるよりも、ショックを受けるような所ばかりである。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)