“原杏花”の読み方と例文
読み方割合
はらきょうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはまた第二軍の写真班の一員として従軍した原杏花はらきょうかの従軍記のこのごろ「日露戦争実記」に出始めたのを喜んで読んだ。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
和尚おしょうさんは戦地から原杏花はらきょうかが帰るのを迎えに東京に行ってあいにく不在るすなので、清三が本堂に寄宿しているころ、よく数学を教えてやった小僧さんがお経を読むこととなった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
やがてその客は東京から来た知名の文学者で、一人は原杏花はらきょうか、一人は相原健二あいばらけんじという有名な「太陽」の記者だということがわかった。いずれも主僧が東京にいたころの友だちである。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)