“手輿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てごし80.0%
てこし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、はや担夫たんぷに命じて、虎の台と、彼の駕籠かごとをかつぎ上げさせた。駕籠(手輿てごし)には、晴れの紅絹もみやら花紐はなひもが掛けてある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全羅馬の生活なりはひの脈は今此辻に搏動するかと思はる。既にして法皇の行列寺門を出づ。藍色の衣を纏へる僧六人にかせたる、華美なる手輿てごしに乘りたるは法皇なり。
神の御輿みこしとか貴人の手輿てこしとかになると、二本の棒をあわせてその上にのせてき、できるだけ土から遠くしようとしており、今でも物によると天井持てんじょうもちといって
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)