手輿てごし)” の例文
と、はや担夫たんぷに命じて、虎の台と、彼の駕籠かごとをかつぎ上げさせた。駕籠(手輿てごし)には、晴れの紅絹もみやら花紐はなひもが掛けてある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全羅馬の生活なりはひの脈は今此辻に搏動するかと思はる。既にして法皇の行列寺門を出づ。藍色の衣を纏へる僧六人にかせたる、華美なる手輿てごしに乘りたるは法皇なり。
やう/\のこと、くに役人やくにん世話せわ手輿てごしせられていへきました。そこへ家來けらいどもがけつけて、お見舞みまひをまをげると、大納言だいなごんすもゝのようにあかくなつたひらいて
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
家政はまもなく官兵衛をともなって来た。官兵衛は四名の家臣がささえ上げている手輿てごしの上に乗ってやって来た。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)