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手輿
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てごし
ふりがな文庫
“
手輿
(
てごし
)” の例文
と、はや
担夫
(
たんぷ
)
に命じて、虎の台と、彼の
駕籠
(
かご
)
とをかつぎ上げさせた。駕籠(
手輿
(
てごし
)
)には、晴れの
紅絹
(
もみ
)
やら
花紐
(
はなひも
)
が掛けてある。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
全羅馬の
生活
(
なりはひ
)
の脈は今此辻に搏動するかと思はる。既にして法皇の行列寺門を出づ。藍色の衣を纏へる僧六人に
舁
(
か
)
かせたる、華美なる
手輿
(
てごし
)
に乘りたるは法皇なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
やう/\のこと、
國
(
くに
)
の
役人
(
やくにん
)
の
世話
(
せわ
)
で
手輿
(
てごし
)
に
乘
(
の
)
せられて
家
(
いへ
)
に
着
(
つ
)
きました。そこへ
家來
(
けらい
)
どもが
駈
(
か
)
けつけて、お
見舞
(
みま
)
ひを
申
(
まを
)
し
上
(
あ
)
げると、
大納言
(
だいなごん
)
は
杏
(
すもゝ
)
のように
赤
(
あか
)
くなつた
眼
(
め
)
を
開
(
ひら
)
いて
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
家政はまもなく官兵衛を
伴
(
ともな
)
って来た。官兵衛は四名の家臣が
支
(
ささ
)
え上げている
手輿
(
てごし
)
の上に乗ってやって来た。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
輿
漢検準1級
部首:⾞
17画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭