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担夫
ふりがな文庫
“担夫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かつぎ
60.0%
たんぷ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつぎ
(逆引き)
蕎麦屋の
担夫
(
かつぎ
)
が
午砲
(
どん
)
が鳴ると、
蒸籠
(
せいろ
)
や
種
(
たね
)
ものを山のように肩へ載せて、急いで校門をはいってくる。ここの蕎麦屋はあれでだいぶもうかるだろうと話している。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
寺院は随一の
華主
(
とくい
)
なる
豆府
(
とうふ
)
屋の
担夫
(
かつぎ
)
一人、
夕巡回
(
ゆうまわり
)
にまた例の
商売
(
あきない
)
をなさんとて、四ツ谷
油揚坂
(
あぶらげざか
)
なる宗福寺に
来
(
きた
)
りけるが、数十輛の馬車、
腕車
(
わんしゃ
)
、
梶棒
(
かじぼう
)
を連ね輪を
駢
(
なら
)
べて、肥馬
嘶
(
いなな
)
き、道を擁し、
馭者
(
ぎょしゃ
)
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
担夫(かつぎ)の例文をもっと
(3作品)
見る
たんぷ
(逆引き)
そのあいだを、泥か人間か分らないような兵や
担夫
(
たんぷ
)
が、
列伍
(
れつご
)
なく、駈けたり物を担いだり、切れた
草鞋
(
わらじ
)
を持ったりして歩いてゆく。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、はや
担夫
(
たんぷ
)
に命じて、虎の台と、彼の
駕籠
(
かご
)
とをかつぎ上げさせた。駕籠(
手輿
(
てごし
)
)には、晴れの
紅絹
(
もみ
)
やら
花紐
(
はなひも
)
が掛けてある。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
担夫(たんぷ)の例文をもっと
(2作品)
見る
担
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“担”で始まる語句
担
担架
担任
担保
担荷
担桶
担棒
担売
担当
担込
検索の候補
荷担夫
担荷夫
“担夫”のふりがなが多い著者
夏目漱石
吉川英治
泉鏡花