- 
		
			トップ
		 >
		  
	
 
	- 
		
			すもゝ
		
		  
	
 
  
	
	
		
			| 語句 | 割合 | 
			| 李 | 72.7% | 
			| 李樹 | 9.1% | 
			| 李花 | 9.1% | 
			| 杏 | 9.1% | 
		 | 
		
		
	 
	
	
		
		
			父さんは
自分の
子供の
時分と、あの
巴且杏の
生る
時分とを、
別々にして
思ひ
出せないくらゐです。
巴且杏は
李より
大きく、
味も
李のやうに
酸くはありません。
 
			
		 
		
	 
	
	
		
		
			月光其滑らかなる葉の
面に落ちて、葉は
宛ながら
碧玉の
扇と
照れるが、
其上にまた黒き
斑点ありてちら/\
躍れり。
李樹の影の
映れるなり。
 
			
		 
		
	 
	
	
	
	
		
		
			やう/\のこと、
國の
役人の
世話で
手輿に
乘せられて
家に
着きました。そこへ
家來どもが
駈けつけて、お
見舞ひを
申し
上げると、
大納言は
杏のように
赤くなつた
眼を
開いて