“炭庫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
バンカア66.7%
すみぐら33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その石炭夫達は、上級船員が拳銃の先で直ちに炭庫バンカアへ追い下ろしたが、その内の一人は船の危険を看破して急に反抗の態度を示し、一説には其の場で射殺されたとある。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
めいめい石炭を詰めた袋を運んで、それを、投げるように炭庫バンカアの口へあけては、遅れまいと熱狂している。見てると、まるで一連の機械のように、後からあとからと続いてるのだ。
人間の通れる……荷役の出来る処ならばどこでも構わない。空隙すきまのあらん限り押し込んでしまうので、石炭を積む処は炭庫すみぐら以外にほとんど無いと云っていい。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)