“助炭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょたん66.7%
じよたん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
助炭じょたんをかけた長火鉢は隅の方に押しやられて、その傍には古びた箪笥が置いてあった。それにつづいた鼠壁には、どこからかの貰いものらしい二、三本の団扇うちわが袋に入れたままでさかさに懸かっていた。
半七捕物帳:35 半七先生 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鉛筆で助炭じょたんに書きし覚え書
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
爐には八角のつまみ手の附いた助炭じよたんがかゝつてゐて、釜の湯は何時も熱く、よしや湯の冷めてゐる時があらうとも、釜の下を探れば必ず火があつた。
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)