“粉炭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こなずみ88.9%
ビフン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに連れて半分粉炭こなずみに埋もれた福太郎の安全燈ラムプが、ポツリポツリと青い光りを放ちつつ、消えもやらずに揺らめいたのであった。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
自分の店へ髪を結いに来たのでないことは甚五郎も初めから承知しているので、かれは粉炭こなずみを火鉢にすくい込んで、半七の前に押し出しながら話しかけた。
半七捕物帳:43 柳原堤の女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
つめたからう水底から粉炭ビフン拾ふ女
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)