“淳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゆん66.7%
じゅん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此年の暮れむとする十二月二十五日に、広島では春水が御園みその道英のぢよじゆん子婦よめに取ることを許された。不幸なる最初の山陽が妻である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかし、三四年前に半年あまり一しよはぎじゆんだんの高弟(?)となつておほいに切琢磨たくましたのだが、二人とも一こう力がしん歩しない所までてゐるのだから、いさゝ好敵こうてきぎるきらひもある。
遺言と云っても、信一郎は青木じゅんの口ずから受けているのではない。が、彼は青木淳の死前のうらみこもったノートを受け継いでいる。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
血腥ちなまぐさい青木じゅんの死と、美しい夫人とを、不思議な糸が、結び付けて、その周囲を、神秘な霧が幾重にも閉ざしている。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)