“行裝”のいろいろな読み方と例文
新字:行装
読み方割合
ぎゃうさう50.0%
こしらへ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、此樣このやう行裝ぎゃうさうで、彼奴きゃつ毎夜々々まいよ/\戀人共こひびとども頭腦あたまなか馳𢌞かけまはると、それがたちま種々さま/″\ゆめとなる。
面倒に思ひつゝ足にまかせて歩行あゆみける此金兵衞の行裝こしらへ辨慶縞べんけいじまの越後縮の帷子かたびら銀拵ぎんごしらへの大脇差し落し差に差て菅笠すげがさふか打冠うちかぶり鷲の宮迄來りけるこゝに畔倉重四郎は此頃つゞく不仕合に勝負しようぶの資本薄ければ忽然たちまち惡心あくしんはつし鴻の巣の金兵衞が大いにかつ在所ざいしよへ立歸るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)