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も
蕎麥、お
汁粉等、
一寸入ると、一ぜんでは
濟まず。二ぜんは
當前。だまつて
食べて
居れば、あとから/\つきつけ
裝り
出す
習慣あり。
古風淳朴なり。
蒲鉾の
事をはべん、はべんをふかしと
言ふ。
即ち
紅白のはべんなり。
皆板についたまゝを
半月に
揃へて
鉢肴に
裝る。
下に
又棚ありて
金銀珠玉を
裝れり。
西の
房には
漆器あり。
蒔繪新なるものの
如し。さて
其北の
房にこそ、
珠以て
飾りたる
棺ありけれ。
内に
一人の
玉女あり。
生けるが
如し。
本草にも
食鑑にも
御免蒙りたる
恐ろしき
茸にも、
一つ
一つ
名をつけて、
籠に
裝り、
籠に
狩る。
はじめから
其處に
火を
裝つて
備附けられたもののやうに、
無意識に
煙草を
吸つた。