“備附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そなえつ33.3%
そなえつけ33.3%
そなへつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五日は仙台市の祝勝日で、この朝、十時、愛宕山あたごやまに於いて祝砲一発打揚げたのを合図に、全市の工場の汽笛はうなり、市内各駐在所の警鐘および社寺備附そなえつけの梵鐘ぼんしょう鉦太鼓かねたいこ
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
神が汝に与えし貧ちょう好機械を利用して汝の徳を高め汝の家を清めよ、快楽なる「ホーム」を造るに風琴の備附そなえつけ下婢かひ下男げなん雇入やといいれを要せず
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
はじめから其處そこつて備附そなへつけられたもののやうに、無意識むいしき煙草たばこつた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)