“備付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そなえつ40.0%
そなえつけ20.0%
そなへつ20.0%
そなへつけ20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
機械きかいれる戸棚とだな二個ふたつ備付そなえつけたばかりで、代診だいしんも、会計かいけいも、洗濯婦せんたくおんな
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
一、私が現場で収得した所の一枚のPL商会の受取切符(三等急行列車備付そなえつけの枕の代金の受取)
一枚の切符 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その熊みたいな手で何の雑作もなく女の手をかせて、シッカリ握っている右手を開かせますと、中から見覚えのある台湾館備付そなえつけの桃色の支那便箋を幾つにも折ったものが出て来ました。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何故かというと、人間という動物は、今日の程度まで進化して来る間に、牛のような頭角も持たず、虎のような爪牙そうがもなく、鳥の翼、魚の保護色、虫の毒、貝の殻なぞいう天然の護身、攻撃の道具を一つも自身に備付そなえつけなかった。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
編集局備付そなえつけの埃臭い番茶を呑んだり、そして時々はテーブルの下に足を伸ばして、気に入らないことがあると、京極三太郎のドタ靴を
お千世は引入れられたように返事して、二人の目のじっと合う時、自働電話に備付そなえつけの番号帳がパタリと鳴る。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たゞ看護婦かんごふなどの病室びやうしつることをきんじ、機械きかいれる戸棚とだな二個ふたつ備付そなへつけたばかりで
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
平次は納屋に備付そなへつけた粗末な物尺で、鎌と鍬の柄の長さを計り乍ら續けました。
器械備付そなへつけの業、略々ほゞ成れるを以て更に之を使用すべき人物養成に向はざるべからずと、けだし今日の急務実に此一点に存す焉
最初は極刑を受くる者の全身を箱に入れ、或は半身を土中に埋めて、通行人をして、望む者があれば、備付そなへつけの鋸でその首を引かせ、あらゆる苦痛を與へて、七日にして漸く息を引取つたなどといふ記録が殘つて居ります。