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裝
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なり
ふりがな文庫
“
裝
(
なり
)” の例文
新字:
装
子供にだつてあまり非道い
裝
(
なり
)
をさせて出したくもありませんから子供達に宛てた金はみんなそのために使つてしまひますし。
人形の家
(旧字旧仮名)
/
ヘンリック・イプセン
(著)
晴着
(
はれぎ
)
を着た、女中のやうな
裝
(
なり
)
をした、お
内儀
(
かみ
)
さん風の、まだ若くて大層
縹緻
(
きりやう
)
のよい、髮と眼の黒い、
活々
(
いき/\
)
とした顏色の女だ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
その小僧はいつも女の
裝
(
なり
)
をしてゐるんですが、私はそれをちやんと見破つてゐたので、一寸からかつて見たんですよ……するとその小僧め、怒りましてね
羽ばたき:Ein Marchen
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
それを羨まし
氣
(
げ
)
に見ながら、同年輩の
見窄
(
みすぼ
)
らしい
裝
(
なり
)
をした、洗洒しの白手拭を冠つた小娘が、大時計の下に腰掛けてゐる、目のショボ/\した婆樣の膝に凭れてゐた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
八五郎と一緒に小豆澤小六郎を引立てて來た
躄
(
ゐざり
)
の乞食は、お筆が井戸から助け出されて、危ない命を拾つたと聽くと、人々の驚くのも構はず、その
裝
(
なり
)
で家の中に飛び上がつて
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
あなたははにかんだやうな、同時にしつかりしたやうな、顏付と樣子をして部屋に這入つて來た。あなたは妙な
裝
(
なり
)
をしてゐた——今のあなたのとよく似てゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
と言つてる所へ、家の中から四十五六の汚らしい
裝
(
なり
)
をした、
内儀
(
かみ
)
さんが出て來て、信吾が先刻寄つて呉れた禮を
諄々
(
くど/\
)
と述べて、夫もモウ歸る時分だから是非上れと言ふ。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
しやがる。尤も、主人兄弟は死んで居るんだから、その
裝
(
なり
)
ぢや葬ひの仕度もなるまい。お前にとつちめられたのは、飛んだ罪亡しかも知れまいよ、——ところで、蘭法のお醫者はどうした
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
まして、良い
裝
(
なり
)
をした乞食は、當然さうだ。たしかに私が乞うたのは仕事をである。けれども、私に仕事を世話してくれるのは、それは一體誰の
務
(
つと
)
めなのだらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
裝
部首:⾐
13画
“裝”を含む語句
扮裝
身裝
裝飾
服裝
旅裝
裝束
衣裝
裝置
武裝
裝填
表裝
旅裝束
着裝
變裝
行裝
裝甲
御裝束
盛裝
裝飾品
假裝
...