“しんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神前35.7%
森然28.6%
浸漸14.3%
心前7.1%
神饌7.1%
親善7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたゝび荊棘けいきよくえだとり香花かうくわ神前しんぜんさしはさみくうず。次にあつま各童わらべども手に木刀をとりみち隊閙たいだうしすべて有婚こんれいして无子こなきをんな木刀をもつ遍身へんしん打之これをうち口に荷花蘭蜜こばらみとなふ。
祠後の小杉しょうさん槍尖そうせんの如く、森然しんぜんとして天を刺す。これをけいすれば、幾多の小碑、行儀ぎょうぎ屏列へいれつするを見る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この時分に、丸山の腹に硫酸が浸漸しんぜんをはじめたらしく
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
誰を誘うてみても余りに急なのでらちはあかず、やむなく御子息の心前しんぜんどのに、お弟子の兼如けんにょ御姻戚ごいんせきの里村昌叱しょうしつどのを加え、お三名だけを連れて来られましたが——前後の時日を伺ってみれば
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、子息の心前しんぜんをさして
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神饌しんぜんは酒、餅、赤飯、竹麦魚はうぼう、蜜柑、水、塩の七種であつた。もと此祠は阿部家に於て由緒あるものであつたので、祭日には阿部侯の代拝者が来た。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
中にも抽斎と親善しんぜんであった比良野貞固さだかたは、抽斎のこの議を唱うるを聞いて、きたって論難した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)