浸漸しんぜん)” の例文
驚くべき宗教の真生命をつかみ、またたくまに二百万三百万の信徒を作り、なお侮るべからざる勢いで根を張り、上下に浸漸しんぜんして行くものがあります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この時分に、丸山の腹に硫酸が浸漸しんぜんをはじめたらしく
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)