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初
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だ
ふりがな文庫
“
初
(
だ
)” の例文
が、壱岐殿坂時代となると飛白の羽織を
着初
(
きだ
)
して、牛肉屋の鍋でも下宿屋の飯よりは
旨
(
うま
)
いなどと
弱音
(
よわね
)
を吹き
初
(
だ
)
した。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
椿岳の画が俄に
管待
(
もては
)
やされ
初
(
だ
)
して市価を生じたのはマダ
漸
(
ようや
)
く十年かそこらである。その市価を生じた直接の原因は、商売人の
咄
(
はなし
)
に
由
(
よ
)
るとやはり外国人が
頻
(
しき
)
りに感嘆して買出したからであるそうだ。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
語学の研究のため露西亜文学を渉猟し
初
(
だ
)
してから
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか露国思想の感化を受けると同時に、それまで潜在していた文学的興味、芸術的意識が俄に頭を
擡上
(
もちあ
)
げて来て当初の外交官熱が次第に冷め
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“初”の意味
《名詞》
初(はつ)
はじめ。はじまって間もない時期。
第一回。
ある期間のなかで最も先。
対義語:末
(出典:Wiktionary)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“初”を含む語句
最初
初々
初更
劫初
当初
初声
初子
初見参
初詣
出初
初心
初春
見初
太初
初日
初瀬詣
初生
初手
初夏
初陣
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