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初
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うぶ
ふりがな文庫
“
初
(
うぶ
)” の例文
その
画室
(
がしつ
)
の
中
(
なか
)
ほどに、
煙草盆
(
たばこぼん
)
をはさんで、
春信
(
はるのぶ
)
とおせんとが
対座
(
たいざ
)
していた。おせんの
初
(
うぶ
)
な
心
(
こころ
)
は、
春信
(
はるのぶ
)
の
言葉
(
ことば
)
にためらいを
見
(
み
)
せているのであろう。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「成る程……それなら御無理もないかも知れませんね……。
初
(
うぶ
)
なお嬢さんは何となく結婚を怖がられるものですから」
復讐
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そのころは自分もまだ一向
初
(
うぶ
)
である若い書生肌の男と一緒に東京へ出て来た。
宅
(
うち
)
は田舎で百姓をしている。その男が
意気地
(
いくじ
)
がなかったので、長い間苦労をさせられた。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
まるで別な、
初
(
うぶ
)
な、素直な子供でもいったような無邪気な明るい声だったから。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
お島は
初
(
うぶ
)
らしく顔の赤くなるのを覚えた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“初”の意味
《名詞》
初(はつ)
はじめ。はじまって間もない時期。
第一回。
ある期間のなかで最も先。
対義語:末
(出典:Wiktionary)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“初”を含む語句
最初
初々
初更
劫初
当初
初声
初子
初見参
初詣
出初
初心
初春
見初
太初
初日
初瀬詣
初生
初手
初夏
初陣
...