うい)” の例文
ははァさては神田の半七、ドイルの探偵物でも読んだかな? などと疑問点を打ちくなる。だが十九歳のうい働きだ。そうそう突っ込むにも及ぶまい。
半七雑感 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それッ、と言ふて帰られる物では無し、うい奉公が肝腎かんじん、辛棒がならで戻つたと思はれても成らねば、おしゆう大事に勤めてくれ、我が病気やまひも長くは有るまじ、少しよくば気の張弓
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)