トップ
>
初
>
はつ
ふりがな文庫
“
初
(
はつ
)” の例文
國「えゝお
初
(
はつ
)
うにお目に懸りました、
私
(
わっち
)
は下駄職國藏と申すものでごぜえやすが、お見知り置かれまして此の後とも御別懇に願います」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この土地は
初
(
はつ
)
の
旅人
(
たびにん
)
、しかも、関東生粋のしたたか者——そういう
面通
(
めんどお
)
しを、凄味たっぷりで
利
(
き
)
かせて、玉井金五郎脅迫を買って出た。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
どうしたはずみからか、その
日
(
ひ
)
、
袖子
(
そでこ
)
は
金之助
(
きんのすけ
)
さんを
怒
(
おこ
)
らしてしまった。
子供
(
こども
)
は
袖子
(
そでこ
)
の
方
(
ほう
)
へ
来
(
こ
)
ないで、お
初
(
はつ
)
の
方
(
ほう
)
へばかり
行
(
い
)
った。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そのときも、うしろのことをわすれていたのですが、のっぽの
初
(
はつ
)
こうという四十面相の部下が、ポケット小僧のうしろから歩いてきました。
奇面城の秘密
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
去年の秋、京橋に住む知人の家に男の児が生まれて、この五月は
初
(
はつ
)
の節句であると云うので、私は祝い物の人形をとどけに行くのであった。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
わたしたちはいちばんはじめの村に着いて
興行
(
こうぎょう
)
をしなければならなかった。これがルミ
一座
(
いちざ
)
の
初
(
はつ
)
おめみえのはずであった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
二郎
(
じろう
)
は、
毎年
(
まいとし
)
、
夏
(
なつ
)
になると、こうしてきゅうりのなるのを
見
(
み
)
るのでありますが、その
初
(
はつ
)
なりの
時分
(
じぶん
)
には、どんなにそれを
見
(
み
)
るのが
楽
(
たの
)
しかったでしょう。
遠くで鳴る雷
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
六日前にわしが
初
(
はつ
)
の俸給を——二十三ルーブリ四十カペイカを、そっくり持って帰りますとな、あれはわしのことを『可愛いい人』というじゃがせんか。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
雪ならば
初
(
はつ
)
の雪なる。よくふりぬ。さてもめづらにふる雪のよくこそはふれ、ふりいでにけれ。さらさらと、また音たてて、しづかなり、ただ深むなり。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「へえ、金蔵と申しまして、ここの亭主でございます。お
初
(
はつ
)
に——いや、さっき竜神の石段でお目にかかったのは、たしか、あなた様でございましたな」
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
おめえが泰軒てエ
親爺
(
おやじ
)
かい。お
初
(
はつ
)
に……わっしゃア深川の古石場に巣をくってる銅義ってえ半チク野郎だがネ。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
お言葉甲斐もない次第で御座りまするが、只今のような不思議なお話を承りましたのは全くのところ、只今がお
初
(
はつ
)
で御座りまする。何をお隠し申しましょう。
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
角町
(
かどまち
)
からその陸蒸汽の
初
(
はつ
)
物を見物に行く時、例のガラクタ馬車に乗りましたよ。上等中等とは気がつきませんでしたが、坂道へかゝる度に皆下りて押しました」
村の成功者
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
隱元豆
(
いんげんまめ
)
の
蔓
(
つる
)
などを
竹
(
たけ
)
のあら
垣
(
がき
)
に
搦
(
から
)
ませたるがお
力
(
りき
)
が
所縁
(
しよゑん
)
の
源
(
げん
)
七が
家
(
いへ
)
なり、
女房
(
にようぼう
)
はお
初
(
はつ
)
といひて二十八か九にもなるべし、
貧
(
ひん
)
にやつれたれば七つも
年
(
とし
)
の
多
(
おほ
)
く
見
(
み
)
えて
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「まあ結構な——どれまあ。ちょいとお
初
(
はつ
)
に入れて見せて頂いて——どんな具合だかおあんばいを」
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
彼にとっては江戸は
初
(
はつ
)
で、見る物聞く物珍らしく、暇を見てはお長屋を出て市中の様子を見歩いた。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
今の 太上天皇様がまだ宮廷の御あるじで居させられた頃、
八歳
(
はつさい
)
の南家の
郎女
(
いらつめ
)
は、
童女
(
わらはめ
)
として
初
(
はつ
)
の
殿上
(
でんじやう
)
をした。
穆々
(
ぼく/\
)
たる宮の内の明りは、ほのかな香気を含んで流れて居た。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
お江戸日本橋七つ立ち、
初
(
はつ
)
上りの途に著いてから都入りまで五十三駅の名を作り入れた唄を、われら学生の時唄いながら箱根山を
下駄穿
(
げたば
)
きで越えて夏休みに帰国したものだ。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
お
初
(
はつ
)
にお目にかかります、私ことは大工
助次郎
(
すけじろう
)
と申しますもので、藤吉初めお俊がこれまでいろいろお世話様になりましたにつきましては、お礼の申し上げようもございません
女難
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
席には綱宗のほかに、三沢
初
(
はつ
)
女と、良源院の玄察がおり、老女藤井と、五人の侍女がいて、酒がはじまっていた。玄察は肥えた躯に墨染の法衣だけで、
袈裟
(
けさ
)
はかけていなかった。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
甚兵衛君の隣りには
初
(
はつ
)
さんという二十四五の若い
衆
(
しゅ
)
が坐っているが、この初さんがまた
雲照律師
(
うんしょうりっし
)
に
帰依
(
きえ
)
して三七二十一日の間
蕎麦湯
(
そばゆ
)
だけで通したと云うような青い顔をしている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今日はさすがに
権助
(
ごんすけ
)
も、
初
(
はつ
)
の御目見えだと思ったせいか、
紋附
(
もんつき
)
の羽織を着ていますが、見た所はただの百姓と少しも違った
容子
(
ようす
)
はありません。それが返って案外だったのでしょう。
仙人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ここに天の下平ぎ、
人民
(
おほみたから
)
富み榮えき。ここに初めて
男
(
をとこ
)
の
弓端
(
ゆはず
)
の
調
(
みつき
)
一四
、
女
(
をみな
)
の
手末
(
たなすゑ
)
の調
一五
を
貢
(
たてまつ
)
らしめたまひき。かれその御世を
稱
(
たた
)
へて、
初
(
はつ
)
國知らしし
一六
、
御眞木
(
みまき
)
の天皇とまをす。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
ねえ、
初
(
はつ
)
や、後生だから奥さんのいふことを聴いてね。一日に三度は、きつと足の裏を拭くのよ。あんたは、割に綺麗ずきだからと思つて安心してたら、とんだ恥をかいちやつたわ。
すべてを得るは難し
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「お
初
(
はつ
)
に。お名前はおききしていました。」と、さすがにかるい愛想笑いを見せた。
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
というのはつまり——このお
初
(
はつ
)
に知合いになった連中の並はずれた勇敢さだった。
接吻
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
時
(
とき
)
に、
川鐵
(
かはてつ
)
の
向
(
むか
)
うあたりに、(
水何
(
みづなに
)
)とか
言
(
い
)
つた
天麩羅屋
(
てんぷらや
)
があつた。くどいやうだが、
一人前
(
いちにんまへ
)
、なみで
五錢
(
ごせん
)
。……
横寺町
(
よこでらまち
)
で、お
孃
(
ぢやう
)
さんの
初
(
はつ
)
のお
節句
(
せつく
)
の
時
(
とき
)
、
私
(
わたし
)
たちは
此
(
これ
)
を
御馳走
(
ごちそう
)
に
成
(
な
)
つた。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
栄玄の子で、父に遅るること
僅
(
わずか
)
に
四月
(
しげつ
)
にして歿した玄亭は、名を
徳瑛
(
とくえい
)
、
字
(
あざな
)
を
魯直
(
ろちょく
)
といった。抽斎の友である。玄亭には二男一女があった。長男は玄庵、次男は養玄である。
女
(
むすめ
)
は名を
初
(
はつ
)
といった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
暗
(
やみ
)
の影、低いながら、ピチピチとした
鉄火
(
てっか
)
な口調で、
伴
(
つ
)
れの男を叱るように、こういい放った女——では、これが、当時、江戸で、男なら闇太郎、女ならお
初
(
はつ
)
と、並びうたわれている女賊なのだ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
その
時
(
とき
)
ちょうど
奈良
(
なら
)
から
初
(
はつ
)
もののうりを
献上
(
けんじょう
)
して
来
(
き
)
ました。
珍
(
めずら
)
しい大きなうりだからというので、そのままお
盆
(
ぼん
)
にのせて四
人
(
にん
)
のお
客
(
きゃく
)
の
前
(
まえ
)
に
出
(
だ
)
しました。するとまず
安倍晴明
(
あべのせいめい
)
がそのうりを手にのせて
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「牧野飛騨守樣御家中、岸本誠太郎
妻
(
つま
)
初
(
はつ
)
とな」
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
袖子
(
そでこ
)
は
物
(
もの
)
も
言
(
い
)
わずに
寝苦
(
ねぐる
)
しがっていた。そこへ
父
(
とう
)
さんが
心配
(
しんぱい
)
して
覗
(
のぞ
)
きに
来
(
く
)
る
度
(
たび
)
に、しまいにはお
初
(
はつ
)
の
方
(
ほう
)
でも
隠
(
かく
)
しきれなかった。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「きゅうりの、
初
(
はつ
)
なりを、
水神
(
すいじん
)
さまにあげなさい。」と、おっしゃったので、ぼくは、
畑
(
はたけ
)
から、みごとなきゅうりを、もいできて、それへ、
自分
(
じぶん
)
の
名
(
な
)
を
書
(
か
)
きました。
水七景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どうだ一番、あの紙張の中と、葛籠の中、鬼が出るか
蛇
(
じゃ
)
が出るか、俺とお前の
初
(
はつ
)
のお
目見得
(
めみえ
)
にはいい腕比べだ、天竜寺の
前芸
(
まえげい
)
にひとつこなしてみようじゃねえか」
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
私
(
わたし
)
は
憎
(
に
)
くかろうと
此子
(
このこ
)
に
免
(
めん
)
じて
置
(
お
)
いて
下
(
くだ
)
され、
謝
(
あやま
)
りますとて
手
(
て
)
を
突
(
つ
)
いて
泣
(
な
)
けども、イヤ
何
(
ど
)
うしても
置
(
お
)
かれぬとて
其後
(
そのご
)
は
物
(
もの
)
言
(
い
)
はず
壁
(
かべ
)
に
向
(
むか
)
ひてお
初
(
はつ
)
が
言葉
(
ことば
)
は
耳
(
みゝ
)
に
入
(
い
)
らぬ
體
(
てい
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
伴「旦那え、今日は湯を沸かしましたから行水をお遣いなせえ、旦那をお
初
(
はつ
)
に遣わせようと思って」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それも多くの人目をあつめたに違いなかったが、
初
(
はつ
)
真打綾之助に贈られた高座の
後幕
(
うしろまく
)
は、とうてい張りきれぬほどの数であったので、幾枚も幾枚も振りおとして掛けかえた。
竹本綾之助
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「オイ、
八百屋
(
やおや
)
の
初
(
はつ
)
さん、そんなおめえ、
天秤棒
(
てんびんぼう
)
などかつぎだして、どうしようってんだ」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「
御飯
(
おまんま
)
が済んだら、
初
(
はつ
)
さんがシキへ連れて行くって待ってるから、早くおいでなさい」
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
初夜過ぎて夜の
幽
(
かす
)
けさとやなりけらし、ふりいでにけり。何かしらふりいでにけり。声のして、ふりまさるなり。雨ならし。いな、雪ならし。雪なりし。雪ならば
初
(
はつ
)
の雪なる。よくふりぬ。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
それには一週間ばかり
以来
(
このかた
)
、郵便物が通ずると言うのを聞くさえ、
雁
(
かり
)
の
初
(
はつ
)
だよりで、
古
(
むかし
)
の名将、また英雄が、涙に、
誉
(
ほまれ
)
に、
屍
(
かばね
)
を
埋
(
うず
)
め、名を残した、あの、山また山、また山の山路を、
重
(
かさな
)
る峠を
栃の実
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ある
朝
(
あさ
)
、お
初
(
はつ
)
は
台所
(
だいどころ
)
の
流
(
なが
)
しもとに
働
(
はたら
)
いていた。そこへ
袖子
(
そでこ
)
が
来
(
き
)
て
立
(
た
)
った。
袖子
(
そでこ
)
は
敷布
(
しきふ
)
をかかえたまま
物
(
もの
)
も
言
(
い
)
わないで、
蒼
(
あお
)
ざめた
顔
(
かお
)
をしていた。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ゑぞ菊、隠元豆の
蔓
(
つる
)
などを竹のあら垣に
搦
(
から
)
ませたるがお力が処縁の源七が家なり、女房はお
初
(
はつ
)
といひて二十八か九にもなるべし、貧にやつれたれば七つも年の多く見えて
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
貴方の処へは
最
(
も
)
う上れねえが、幸い今日は
店振舞
(
たなぶるまい
)
で障子が破れていて仕様がねえから刷毛を借りて来て張る処だ、
鳥渡
(
ちょっと
)
宅
(
うち
)
へ往って
蕎麦
(
そば
)
のお
初
(
はつ
)
うを食ってやっておくんなせえ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私がね、誰かの
初
(
はつ
)
のお節句のおり、神田へ買ものにゆきますとね、前の方に、
粋
(
いき
)
な女たちにとりまかれて賑かにゆく人がありますのでね、おやおや、
何処
(
どこ
)
の
大尽
(
だいじん
)
かと見ますとね。
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「まあ、みごとな、いい
初
(
はつ
)
なりですね。これは
食
(
た
)
べるのではありません。おまえが、
釣
(
つ
)
りにいったり、
泳
(
およ
)
ぎにいったりするから、
水神
(
すいじん
)
さまにあげるのです。」と、お
母
(
かあ
)
さんはいわれました。
遠くで鳴る雷
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「うつしたのは、いいところのお嬢様なんですが、特にお頼みして書いていただきました、その
初
(
はつ
)
おろしをこちら様に読んでいただきたいものでございますから、まだ
綴目
(
とじめ
)
折らずでございます」
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あやしうつむりのなやましうて、夢のやうなるきのふ今日、うき
世
(
よ
)
はしげるわか
葉
(
ば
)
のかげに、
初
(
はつ
)
ほとゝぎすなきわたる
頃
(
ころ
)
を、こぞの
秋袷
(
あきあはせ
)
ふるめかしう
取出
(
とりいで
)
ぬる、さりとは心もなしや。
あきあはせ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
いやだよ、
大概
(
たいがい
)
声
(
こゑ
)
でも知れさうなもんだアね、
小春
(
こはる
)
だよ。梅「え……
小春姐
(
こはるねえ
)
さんで、
成程
(
なるほど
)
……
美
(
うつく
)
しいもんですなア。小春「いやだよ、
大概
(
たいがい
)
におし。梅「へゝゝお
初
(
はつ
)
にお
目
(
め
)
に
懸
(
かゝ
)
りました。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お
初
(
はつ
)
にお目にかかりまする、わたくしが真三郎でござります」
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“初”の意味
《名詞》
初(はつ)
はじめ。はじまって間もない時期。
第一回。
ある期間のなかで最も先。
対義語:末
(出典:Wiktionary)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“初”を含む語句
最初
初々
初更
劫初
当初
初声
初子
初見参
初詣
出初
初心
初春
見初
太初
初日
初瀬詣
初生
初手
初夏
初陣
...